行政書士の勉強スケジュール|過去問は何年分解く?5年or10年?

行政書士試験の勉強スケジュール

行政書士試験の勉強を始めるにあたり、①どんなスケジュールで勉強を進めればいいのか?②過去問は何年分解いておけばいいのか?③過去問は何回ぐらい解けばいいのか?このような疑問が解決するよう、私の学習経験もふまえて解説しています。実際の月ごとの勉強内容や勉強時間も書いていますので、興味があれば参考にしてください。

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私の勉強開始前の基本スペック

いきなりですが、私は高卒で特に頭がいいとは自分で思いません。勉強開始前の法律知識もほとんど有りませんでした。そんな私ですが、資格スクールに通ったとはいえ、3月1日から勉強を始めて約700時間の勉強時間で248点と余裕を持った点数で合格することができました。(独学でも合格は可能な試験だとは思いますが、私は1回で合格する必要性が高い状況だったので、LECの講座を受講して勉強を進めました)

ですから、資格の学校に通学して勉強時間を700時間程度確保すれば、出題問題などの運に多少左右される可能性はありますが、行政書士試験に合格する事はどなたでも可能だと思います。ただし、700時間勉強するのはまあまあ大変でしたが・・・。

勉強をするにあたり、特に力を入れたのが過去問を繰り返し解くことです。勉強する科目の順番や過去問を解いた回数など、これから勉強を始める方の参考になるような情報をご紹介します。

【私の勉強環境】

勉強方法通学(LEC)
勉強開始時期3月1日
1日の勉強時間平均3時間(日曜日は勉強休み)
月平均の勉強時間約80時間(9月と10月は約100時間)
総勉強時間約700時間
事前の法律知識ほとんど無し(10年前に宅建の民法を少し)

【使用したテキスト】

①LECのテキスト

  • 行政法のテキスト2冊
  • 民法のテキスト2冊
  • 憲法のテキスト1冊
  • 商法、会社法のテキスト1冊
  • 一般知識のテキスト1冊
  • 行政書士過去問(10年分)1冊

②市販のテキスト

  • 市販の「模試の本」3冊
  • 記述式の問題集1冊

【受けた公開模試】

LECの公開模試3回(模試はコース料金に含まれていました)

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勉強スケジュール|試験科目はどの順番で勉強すればいいのか?

行政書士試験の試験科目は、民法・憲法・行政法・商法と会社法・一般知識です。自分に合う方法は人それぞれだと思いますが、一般的には、まず民法と憲法を学習、その後に行政法をしっかり学習、最後に会社法と一般知識をサラッと対策という流れで勉強を進めるのが王道です。一連の流れが一通り終わったら、あとは繰り返し学習をして各科目の精度を上げていくという流れです。

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行政書士試験を独学で勉強する前に読みたい1冊

行政書士試験は「60点」で合格できる試験です。行政法・民法・憲法・商法・会社法・一般知識と試験範囲は広いですが、全てを完璧に覚える必要はありません。試験勉強を始める前に「どうすれば試験に合格するのか?」「効率的に勉強する為には何を勉強すればいいのか?」など、手当たり次第に勉強するのではなく、ある程度の目印を見つけて勉強することが効率よく合格する近道です。

資格スクールに通って勉強する場合は、ノウハウを元に勉強スケジュールが組まれていますので、自然と効率的な勉強が可能です。しかし、独学で勉強する場合はそうはいきません。手当たり次第に勉強をすると時間ばかり過ぎていきますから、効率のいい勉強法が重要になってきます。

そんな「効率のいい最短勉強法」のノウハウが書かれている「非常識合格法の書籍」がクレアールの無料資料請求をすると「タダでもらえます」。参考に「する・しない」また、参考に「なる・ならない」は人それぞれだと思いますが、無料でもらえますので1度勉強前に読んでみて損はないと思います。

行政書士試験の過去問は何回解く?

行政書士試験に合格する為には、過去問を解くことは非常に有効な勉強方法です。とはいえ、全ての科目の過去問が同列で重要な訳ではありません。科目別に過去問の重要度と、最低限解いておきたい回数をまとめましたので参考にしてください。

【行政法の過去問】

行政法の過去問は重要度MAXです。最低5周、時間があれば更に上乗せで解くべき科目です。行政法は過去問をしっかり勉強さえしていれば、5肢択一式問題に関しては満点に近い点数をとる事も十分可能です。

【民法の過去問】

民法の過去問も、行政法の次に重要度が高い科目です。民法も最低5周は過去問を解くことをお勧めします。ただし、民法の試験問題は応用力が必要とされる問題が多く、過去問さえ解いていれば正解できる問題かというと微妙です。(行政法は過去問さえ解いていればある程度正解できる問題が多い)

ですから、民法を勉強するにはまず条文を正確に覚えて、過去問を通して考える力(応用力)をつけるといった過去問の活用法が重要になります。

【憲法の過去問】

憲法の過去問の重要度は行政法や民法より少し落ちます。3周程度、余裕があれば追加程度でいいでしょう。憲法では重要判例がある程度決まっています。人権分野の過去問を解く場合は、重要判例を意識して覚えるよう心掛けましょう。

【商法・会社法の過去問】

商法・会社法は試験の出題数が少ないことを考えると、過去問を解く重要度は低いです。とはいえ、過去問自体の数が多くないことを考えると1周勉強する時間も少なくてすみます。「株式会社の設立や機関」を中心に3回程度解いておけば十分でしょう。

【一般知識の過去問】

一般知識の過去問は、ほとんど解いても役に立ちません。しかし、個人情報保護法は暗記すれば得点源になりますので、個人情報保護法の過去問は3周程度は解いておいた方が無難です。また、文章理解については、まず文章理解を解くコツを勉強した後、練習用として文章理解の過去問を活用しましょう。

5年分or10年分?行政書士試験の勉強に使う過去問題集

市販されている行政書士試験の過去問題集は、5年分の過去問が掲載されているモノと、10年分の過去問が掲載されているモノの2種類あります。結論から言うと、5年分でも「選択肢単位まで落とし込んで、しっかり理解」すれば、行政書士試験に合格することは可能だと思います。

選択肢単位まで落とし込んで理解するとは、ただ単に1問づつ正解したとか不正解だったと過去問を使うのではなく、5肢の1つ1つを丁寧に理解して覚えるということです。選択肢ごとの解説を読んで理解することもそうですし、「この部分を変えると正しい文章になるな~」など考えながら過去問を解くことが重要です。

もちろん、勉強時間に余裕がある方や、精度を高めて余裕を持った点数で合格したい方は、過去問10年分を解く方がいいに決まっています。ただし、時間的な都合から中途半端に解くぐらいなら、最初から5年分をしっかり勉強することをお勧めします。ちなみに私はLECの10年分掲載された過去問を使用しました。

私の勉強スケジュール(参考程度にご覧下さい。)

3月

【3月の勉強時間振分け】

民法の講義の受講(総論・物件)約20時間
過去問とテキストでの復習約15時間
憲法のネット講義の受講約20時間
過去問とテキストでの復習約15時間

まずは民法と憲法から勉強を始めました。

民法はLECの講義を週に1日(約5時間)聞いた後、次の週の講義までに過去問などで復習しました。

民法は条文を覚えるのは必須(一言一句覚える必要なない)ですが、それだけでは試験問題は解けません。全体の横断理解や思考力も必要です。
※逆に行政法の条文問題は応用力や思考力は必要なく、条文がそのまま出題されることが多い。

ここが重要!

1週目の過去問チャレンジは、ハッキリ言って意味不明です。1週目は意味が分からなくて当たり前。解説と教科書を見ながら、できるだけ理解しようと努力してみて下さい。
不思議なことに、2週目、3週目と勉強を進めていけば、自然と理解できるようになります。

憲法はネットで見れるLECの講義で勉強しました(私が勉強を始めた3月の時点で、憲法の生講義は終わっていた為)

憲法も民法と同じ流れ(週5時間程度講義を聞き、その後過去問)で勉強を進めました。

憲法は大きく分けて「人権」と「統治」に分かれます。

「人権」の分野は判例からの出題がほとんどです。憲法の判例は長い文章が書かれていて、しかも難しい言葉で書いてあるので、初めは慣れませんでした。(これも過去問を繰り返しといているうちに慣れてきます。)

「統治」の分野は「国会・裁判所・内閣」などについてですが、人権とは逆に判例よりも条文の知識を問われる問題が多いです。行政法の条文問題もそうですが、条文問題は覚えれば解ける問題が大半ですから、得点源になります。

憲法は3月で講義と過去問(1週目)が一通り終わりました。

4月

【4月の勉強時間振分け】

民法の講義の受講(債権・家族法)約20時間
過去問とテキストでの復習約15時間
行政法のネット講義の受講(総論・手続法)約20時間
過去問とテキストでの復習約15時間

4月の前半は民法の債権・家族法を勉強し、民法の講義と過去問(1週目)が一通り終わりました。

4月の後半は行政法の「総論と行政手続法」について勉強しました。行政法については、学校に行っての生講義ではなく、自宅にてネット講義で受講しました。

ここが重要!

過去問を解く際のポイントは、1問当たり選択肢が5つありますが、それぞれの選択肢ごとに理解することが重要です。

例えば「正しいものはどれか?」の問題だと、1つは正しくて後の4つは正しくないことになりますが、問題をただ解いて正解・不正解ではなく、「文章のどの部分が正しくないのか?」や、「正しくない部分をこう修正すれば正しい内容になる」などについて考えながら問題を解くことが大切です。

5月

【5月の勉強時間振分け】

行政法のネット講義の受講
(不服審査法・事件訴訟法・国家賠償法・地方自治法)
約30時間
過去問とテキストでの復習約20時間
憲法と民法の過去問(2週目)約30時間

5月の前半は行政の行政不服審査法・行政事件訴訟法・国家賠償法・地方自治法を勉強し、行政法の講義と過去問(1週目)が一通り終わりました。

5月の後半は先に勉強した憲法と民法の知識をドンドン忘れていきそうだったので、過去問(2週目)をときつつ、テキストで振り返りながら知識の定着に努めました。

6月

【6月の勉強時間振分け】

6月は行政法の勉強に集中しました。過去問(2週目・3週目)

行政書士試験は300満点ですが、行政法の配点は112点あります。

  • 行政法総論は条文の暗記を中心に勉強しました。
  • 行政手続法と行政不服審査法は条文の暗記+2つの類似条文について違いをエクセルでまとめ、違いを明確に覚えました。
  • 行政事件訴訟法と国家賠償法は判例と条文の暗記をバランスよく勉強しました。
  • 地方自治法は範囲が広いので、重要ポイントを中心に覚えました。

7月

【7月の勉強時間振分け】

商法・会社法の講義の受講20時間
過去問とテキストでの復習15時間
一般知識のネット講義の受講20時間
過去問とテキストでの復習15時間

7月の前半は商法・会社法を勉強し、講義と過去問(1週目)が終わりました。

商法・会社法は範囲が広い割には試験では5問(20点)しか出題がありません。商法・会社法は勉強せずに受験する方もいるくらいです。

ですから、商法・会社法は重要ポイントに絞って勉強し、1~2問正解すればOK程度の配分で勉強するのが無難でしょう。(会社法の取締役・監査役等の機関設計等を重点に勉強)

7月の後半は一般知識を勉強し、講義と過去問(1週目)が終わりました。

一般知識の政治・経済・社会については、何が出題されるか全く予想ができない為、個人情報保護法と文章理解で得点するよう勉強しました。

例年、個人情報保護法で1~2問。文章理解で3問、合計で4問~5問は出題されています。
一般知識の足切り点は6問以上の正解で回避できます。個人情報保護法と文章理解で最低3問、できれば4問正解を目指して下さい。

8月

【8月の勉強時間振分け】

8月の前半は、憲法・民法・行政法の過去問を繰り返し解きました。

8月の後半は、「市販の模試の本2冊」で現状の実力を測りました。

1冊あたり3回分の模試が受けれ、2冊で計6回分模試にチャレンジしました。

【模試6回分の結果】

  1. 「192点」
  2. 「170点」
  3. 「192点」
  4. 「195点」
  5. 「201点」
  6. 「241点」

余裕がある方は、8月に模試の本で現時点の実力を測ることをお勧めします。

なぜなら、資格の学校の公開模試はどの学校も、9月の中旬以降でしか受けれません。模試の結果を見てウィークポイントを再度勉強しようと思っても、試験までの時間が迫ており、十分な時間が確保できない可能性があるからです。

9月

【9月の勉強時間振分け】

LECの公開模試が2回ありました。

9月は模試の本とLECの公開模試で「分からなかった選択肢」を中心に勉強しました。

ここが重要!

重要なのは、「間違えた問題」ではなく、「分からなかった選択肢」を再度勉強するのがポイントです。※択一式の問題は、1問あたり5つの選択肢があります。
正解した問題でも、分からなかった選択肢があれば再度テキストと過去問で復習しました。

科目ごとの時間配分は以下の通りです。

行政法40時間
民法30時間
個人情報保護法10時間
憲法10時間
商法・会社法10時間
合計100時間

10月

【10月の勉強時間振分け】

LECのファイナル模試が1回ありました。

模試の本1冊2回分の模試を解きました。

10月は各科目の重要分野を中心に9月と同じ時間配分で勉強しました。

9月と違うのは、模試で分からなかった選択肢だけではなく、再度科目ごとに全体を勉強しました。(前に分かっていた所も忘れている場合がある為)

行政法(記述式の問題集も含む)40時間
民法(記述式の問題集も含む)30時間
一般知識(政治・経済・社会)10時間
憲法10時間
商法・会社法10時間
合計100時間

LECの模試を公式サイトで見る

11月

【11月の勉強時間振分け】

11月11日が試験日だったので、1日~10日まで行政法・民法・個人情報保護法(一般知識)を勉強しました。

憲法と商法・会社法は配点が少ない為、直前は勉強していません。

ちなみに私は念のため、11月頭に試験会場の下見に行きました。

試験の前日は23:00ころに就寝して、当日は試験開始は13:00からでしたが、9:00着で試験会場最寄りのカフェで最後の勉強をしました(カフェは下見で見つけていた所)

まとめ

私の勉強法とスケジュールをご紹介しましたが、お役に立ちましたでしょうか。

行政書士試験は、行政法と民法で得点を稼ぎ、一般知識の足切りを個人情報保護法と文章理解で回避できれば、そこまで難しい試験ではないと思っています。(特に行政法は暗記すれば正解できる問題が多いので、行政法でしっかり得点しましょう)

勉強中は難しいと感じることも多々ありますが、そういう時は「結局は、60点とれば合格するテストだ!60点のテストなんて難しくない」と思って試験勉強を頑張って下さい!

合格に過去問は必須!

勉強法
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下曽小川(しもそこがわ)

【外国人のビザ専門の行政書士】

2018年度の行政書士試験に
「248点」で一発合格。

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行政書士248点合格のコツ
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